高春のテレビチャット体験No.4 |
||
●安息の地 彼女は病気だった。 記憶が短いスパンで消えてしまうようだった。 だから、同じ話を何度もした。 TVチャット であれば、何度も同じ話をしていれば常連客がつかない。 それは、職業パフォとしては、致命的だった。 でも、そういった事情が分かっているから、僕は同じ話が始まりだしたら、その話題を変える技を身に付けていた。 テレビチャットでは話題のすり替えは必須テクニックだ。 1ヶ月近く彼女とチャット をしていると、彼女が愛おしく思えてきた。 僕が彼女をライブチャットから救い出してあげたい。 TVちゃっとはもう卒業して欲しいと思うようになっていた。 それが恋だったのかは、いまだに分からない。 ただ、彼女の生活を変えたいと強く思うようになっていた。 どうしたら彼女と個人的な連絡がつけられるか?その方法を考えている内に、彼女はテレビチャット から姿を消した。 僕は彼女が消えた理由を知りたい反面、知るのが怖かった。 そんな臆病だから、リアルから逃避してしまうのだと、我ながら情けなくなる。 ただ、現実を知って、それが悲劇的な事情である可能性が高いことは否定できなかった。 サイトに問合せることもできたかもしれない(連絡先は教えてくれないだろうが・・・)でも、それはできなかった。テレビチャット は僕の安息の地でなければいけないのだから。。。 ●体験レポートNo.1 ●体験レポートNo.2 ●体験レポートNo.3 ●体験レポートNo.4 |